リバーのMDFについて

※センター数学5割の人間が書いている記事です

 

自分の中で理解しきれていないトピック。

AKQゲームでOOPがMDF未満でしか守らない場合、IPはQで全頻度betすることになるだろう。checkしたら絶対にpotを獲得できない一方、betすることで0より大きいEVが見込めるからだ。

これによりOOPのEVはMDFで守るときと比べて低下し、exploitされている状態になる。

→リバーのIPのbetに対してOOPは常にMDFで守らないとexploitされてしまうのだろうか。

 

◎AKQゲームと少し違うモデルを考える。

OOP:A,K,Q,J,T,9,8,7,6

IP: A,K,Q,J,T,9,8,7,6

というレンジとして、ルールはAKQゲームと同じでbet size はポットベット

 

OOPがMDF(1/2)未満の4/9でしか守らない場合、IPは一見bluffし放題だが実際はどうか?

IP視点、ほぼゴミハンドである7を持っている場合の戦略を考える

 

EVcheck=0*8/9+P*1/9=P/9

 

EVbet=-P*4/9+P*5/9=P/9

 

betしてもcheckしてもEVが変わらないという結果となった。7はレンジ下位でかなりゴミハンドではあるが、わずかにSVがあるためにすぐにbluffにまわるわけではないようだ。

 

→AKQゲームと違い、実際のリバーではわずかにSVのあるハンドをbluffにまわすので、OOPはMDFで守ってないからといって即座に攻撃されるわけではない。

 

よくわからんけどSV大事っぽい

 

◎もっと一般的なモデル

OOP:0~1

IP:0~1

例えば0.3なら上位30%のレンジを表す。

 

OOPが上位xのレンジでcallする場合、

IPは0~x/2と2x~1のレンジがcheckよりbetの方がEVが高くなるのでbetする

IPのEVを計算すると、9/4(x-4/9)^2+5/9となり、OOPはこれを最小にしたいので上位4/9(MDF未満)でコールすることになる。

 

実際はIPとOOPでリバーに残るレンジは違うだろうからこのモデル通りではないはずだが、IPのブラフハンドにSVがあるのでMDFという考え方が万能ではないということは分かった。

じゃあ一体どの頻度守ればいいの?という問題は場面場面で理論値があるだろうけど分からないので、その都度この局面はこれくらい守るんだなーって学習していくしかない気がする。

 

考えても特に実戦にいきたりするトッピックではなかった笑