ナッツ30%・エアー70%vsブラフキャッチ100%、ベットサイズポットベット固定のモデルで感覚がつかめたのでより一般化したモデルでまとめてみた
【設定】
・IPのレンジはaのナッツと1-aのエアー
・OOPのレンジはすべてブラフキャッチャー
・ポットにはすでにP入っている
・ベットサイズは tP(t=1ならポットベット)
・レイズはなし(ありでも多分変わらない)
【GTO】
IP
・バリュー対ブラフ=1+t:tでベット
→相手のコールの必要勝率がt/1+2t なので細かく計算せずともこうなるだろうということは分かった
・EVは (1+2t)aP/1+t
→tの関数であり、微分すると増加関数であることがわかる
ポラーなレンジを持っているときはなるべく大きなベットサイズを選ぶことでEVを最大化することができるということ
→ベットサイズを大きくすることでより多くのブラフをすることができるため
どうでもいいけどtには限界値がある(レンジのエアーは有限なので)
・チェック後 1/1+t の頻度でコール
→いわゆるMDF。ここを理解していなかった。GTOが相手のブラフ戦術にexploitされるわけがないので当然なのかもしれないが、相手のレンジにナッツもあるのにそんなコールしていいの?と思ってしまい、頭の悪い自分は感覚的には理解できない。ナッツ60%のレンジにポットベットされても男気50%コール!今回計算によってそういうものなんだと認識。
・EVは P-IPのEV
【結論】
一般の人は計算するまでもなく理解できるのかもしれないことを計算によって納得した
このモデルにより、バリューブラフ比、コール頻度、ベットサイズによるEVの変化を学ぶことができた
一方01の一様モデルではOOPはMDFで守る必要が無い
これは以前計算して結果は出ているが、そのときはナッツキャッチモデルとの違いをまったく理解してなかったので、理解度の上がった今もう一度考え直してみたい